美ら島クリニックで学んだデスカンファレンス
- こめす
- 9月30日
- 読了時間: 2分
今回、浦添市経塚にある在宅療養支援診療所 美ら島クリニックさんでおむすびとして初めてのデスカンファレンスに参加させていただきました。
私こめすにとっても、初めての経験でした。
ーデスカンファレンスとは、患者さんが亡くなったあとに行われる会議です。ケアに関わったスタッフ全員が集まり、ご家族から伺ったことや看護の記録を振り返りながら、ケアの流れや結果について話し合います。次のケアにつなげるための学びの場であり、いろんな職種の視点から振り返る大切な時間でもあります。ー
患者さんがどのように過ごしてこられたのか。交わした会話や、その方が望んでおられたこと。最期に向かうまでの気持ちや状態を、看護師がどんなふうに感じていたのか。
スタッフ一人ひとりが自分の立場から振り返り、思いを言葉にしていく時間は、とても貴重でした。
訪問診療と訪問看護、それぞれ患者さんにお会いする場面は違うので、時にはお互いに見えない部分やすれ違いもあります。でも意見を交わすことで新しい気づきにつながったり、患者さんの思いを改めて知ることができたりします。また、職種ごとにいろんな制度や法律が複雑に交差していることも知り、改めてチームでの連携の大切さを実感しました。
患者さんとおむすびの看護師さんとのやり取りで、最期の時はホスピスを希望されていたことから、タイミングを見ながら療養場所について確認するタイミングが何度かあってそんな中で、患者さんが「手放したいの?関わりたくないの?」とふと本音を口にされ、代表は「そんなことないよ、ずっと一緒にいたいですよ」と答えたそうです。
その瞬間に患者さんと心が深く触れ合ったことを知り、私は想像して涙が出てしまいました。本当の家族のように寄り添う、これがおむすびなんだなと。
患者さんのことを一番に考えながらも、関わる人たちもうまく連携が取れるようにこうやって言葉を交わす場がとても有意義に思え、胸が熱くなる瞬間がたくさんあり、「参加できてよかった」と心から思いました。
美ら島クリニックの小暮先生、看護師さん、事務の皆さんどうもありがとうございました。








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