その人の人生に、そっと向き合う
- こめす
- 12月18日
- 読了時間: 1分
私が、看護師さんに付いて、訪問看護を見せてもらう日。 処置の前、初めておうちに伺った私のことを、その方は気にかけてくれました。
「どこから来たの?」「家族はいるの?」
そんなふうに、私の緊張をやわらげるように話しかけてくださる、とてもやさしい患者さんでした。
そのやさしさのままに見える方ですが、処置の時間になると表情が変わります。
痛みを伴うカテーテル挿入。それでも患者さんは、ゆっくり呼吸を整えながら、手すりをぎゅっと握って、自分の力で痛みに向き合っていました。
処置が終わったあと、患者さんはご自身のことをゆっくりと話してくれました。その語り方や佇まいの中に、その人が歩んできた時間や大切にしてきたものがふと見える気がしました…









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